PUTTING CHALLENGE

実機について 1991年にアメリカのゲームメーカー、ICE(Innovative Concepts in Entertainment Inc.)から登場。

ゴルフのパッティングをシミュレートした筐体である。
複数用意されたコースから選択して、延べ9ホールをプレイする。
ルール自体は実際のゴルフと同じく、規定数までにボールをカップインさせる。
ホールに応じて自動的に地形が変形するようになっており、非常に複雑な地形も表現可能。

作品について 機能がパッティングのみに限定されているため、意外とシンプルな形です。
グリーンを模したフィールドには、緑色のフェルトを透明プラ板に貼り付けています。
このフェルト、なんと作者が小学校の頃に使っていた家庭科の裁縫セットに入っていたものです。
物持ちの良い家に生まれて良かった〜(笑

正面のパネルはパンフレットの写真を参考に、いつものようにウィンドウズのペイントで手描き。
元のイラストも割りとチープな感じだったのが幸いして、意外とよく描けてるかな?
手動ですがカップ周辺の地形がフレキシブルに変形し、実際にボールを打って遊べます。
ゲームに欠かせないパターも適当なプラ材で自作。
(下記参照)

戯言 作者はゴルフは未経験でテレビの試合中継等も殆ど見ませんが、ゴルフ自体は子供の頃から少々興味がありまして、
ファミコンを筆頭に各種ゲーム機のゴルフのゲームで時々遊んでたり、家族でパターゴルフで遊んだりします。

この作品はアメリカで販売されたゴルフシミュレーターですが、実は日本でも少数稼動していました。
…と言い切れるのも、実際に作者がプレイした事があるからです(笑
エアホッケー」の記事でも触れている、地元のボウリング場に置いてありました。
ゲームそのものはパターゴルフと同じような感覚で楽しめました。
1ホール終わる毎にカップ周辺の地形がウネウネ動いて変形する行程が、なかなかユーモラスでした。
記憶が曖昧ですが、規定数を越えてもボールがカップに入らなかった時も勝手に地形が動いて、
途中で止まったボールを強引にカップインさせてから次のホールに進む機能があったような…?

作者が見たのは件のボウリング場だけでしたが、もしかすると国内各地のゴルフ練習場のロビーにも設置されてたかも?

製作裏話

グリーンを固定しているのは前半分のみで、後半部分の地形は両側の壁で抑えているだけなので
フレキシブルに変形します。
カップも底に穴を開けて、床下にボールが溜まるようになっています。
(実物はフィールド脇の足元にある出口からボールが帰ってきます)
必要な時に後ろのドアを外してボールを回収して、ピンセットで地形を適当な形に変形させて遊べます。

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